2024年3月7日木曜日

Officine Galileo Condretta

 イタリア、オフィチーネ・ガリレオのコンドレッタです。

50年代初頭にフェラニアから販売されたシンプルなレンズシャッター機です。素朴さと同時にどことなくお洒落な雰囲気の漂うところがいかにもイタリアのカメラらしいです。

搭載されている逆ガリレオ式ファインダーは、簡便な造りながら素通しのような明澄さで、さすがにガリレオの名を冠しただけの事はあると思わせるものがあります。

レンズはTEROG 4cm/f4。前群繰り出し式のトリプレットです。

デザインに特化して品質は次点に回したというような製品の多く見られるイタリアカメラの中では手堅い造りの一台です。

ボディには経年によるめっき剥離、シャッターチャージレバーに曲がりが見受けられます。
チャージレバーについては意図的に曲げたものかも知れませんが、常用する箇所でもあり曲げ戻しはしていません。

整備済み。

・オフィチーネ・ガリレオ コンドレッタ・・・・・15,000円(税込み)


・追記・

撮影終了後は、シャッターボタン近くの円盤をスライドさせ赤丸印を出してフィルムを巻き戻します。




NIKKOR-S Auto 5.8cm/f1.4

  発売初年、1959年製の個体 貼合部が1か所しかない6群7枚の変形ダブルガウス型。 残存収差から開放では軟らかな描写となりますが、ピントの芯は明確。渋く重みのある色表現と近距離でのデフォルメされた遠近感が特徴です。 G4裏面、G5表面にコート傷あり。 整備済み。 ・ニコン ニ...