2021年7月15日木曜日

JUPITER-8 50mm/f2

ソ連の大口径レンズです。

Lマウント仕様

ジュピターは終戦直後、ソ連軍によりドイツから拉致されたツァイスの技術者達によって同社のゾナーを模したクローン製品としてソ連で生まれたレンズで、その後徐々に“ソ連化”しながら長年製造されました。

昔日のソ連の組み立て品質はお世辞にも良いとは言えず、ひどいコンディションの個体も多い(というよりも未整備のロシアレンズの大半は大抵どこかおかしい)ですが、光学系そのものの品質は優れているので、きちんと整備して精度を出すことで快適にお使いいただけるようになります。

手軽に昔日の描写を楽しめるオールドレンズとしておすすめの一本です。

整備済み。


・クラスノゴルスク機械工場 ジュピター8 50mm/f2・・・・・9,500円(税込み)

旧エルマー雑考

 Lマウント仕様に純正改装された旧エルマー(1926〜28年にかけて製造された、ゼントリンガー工場のガラスを採用していたごく初期のエルマー)で、これまで当店で扱って来たもので記録してきた範疇においては、1本の例外を除くその他すべての個体に共通の番手のナンバーが刻字されていた。 こ...