2024年3月26日火曜日

ビフォア/アフター

レンズの整備前後を撮り比べてみました。


ビフォア


アフター

Elmar 10.5cm/f6.3

作業時間分の外光の変化はありますが、こんな感じです。

戦前のレンズはコーティングに頼っていないので、その分レンズエレメントのコンディションが描写を大きく左右します。
その一方で、人間の1世代を大きく超えるような長期的観点から見ると、経年や環境によってやがては劣化するコーティングの無い事は、利点と言えるかも知れません。適切な扱いを受ける環境下においては。

W-NIKKOR・C 3.5cm/f3.5 後期型(Lマウント仕様)

  ライカLマウント仕様 内部光学系の口径がきわめて小さいうえに油膜を生じやすいことから、未整備の個体では本来の光学性能の出ていない個体を多く眼にするレンズですが、コンディションの良い個体で適切に整備されたものは、非常に鮮鋭な描写を見せます。 3.5cmのラインナップ中もっとも暗...