2024年5月24日金曜日

Leitz Elmar 5cm/f3,5 (赤エルマー)



1956年製、7番鏡筒

被写界深度表示の色から「赤エルマー」の通称で呼ばれる戦後型のエルマーです。

戦後のエルマーは、コーティング導入、光学系の設計変更とそれにともなう光学ガラスの変更、外観の意匠変更と、数度にわたる仕様変更が実施されています。
 
設計、ガラスが変更されたので、戦前のものと並べると同じはずの絞り位置が違って見えます



この時期のエルマーにはコーティングの劣化や光学ガラスの失透により曇りの生じている個体が多く見受けられますが、本品は整備済みですので光学系・外観ともに良好な状態を保っています。


良品をお探しの方へおすすめします。

・ライツ エルマー5cm/f3,5 (赤エルマー)・・・・・52,000円(税込み)

W-NIKKOR・C 3.5cm/f3.5 後期型(Lマウント仕様)

  ライカLマウント仕様 内部光学系の口径がきわめて小さいうえに油膜を生じやすいことから、未整備の個体では本来の光学性能の出ていない個体を多く眼にするレンズですが、コンディションの良い個体で適切に整備されたものは、非常に鮮鋭な描写を見せます。 3.5cmのラインナップ中もっとも暗...